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みち・再び・・・

2001/12/22 「みち・再び・・・」     「御決断を!」「喪明け」の続編です。

12月20日(木)、昼休みが終った直後、上司(天敵さん)から「ちょっと来い」と呼び出された。
話の内容はおおよそ検討がついていたが・・・

話は日常の話題から始まり、彼は、俺も60歳になってしまった。と笑いながら言った後
「おまえ、自分の仕事だけこなして幸せか?若い奴らの事はどうするんだ?」
3年と8ヶ月の間、責任者の居ない部署は箍(たが)が緩み、また、大先輩が2人退社していた。
気が付けば会社全体でも私は最古参の部類に入っていた。
もう私が意地や我侭(わがまま)を通せる状況ではない事も解っていた。

「おまえの本当の仕事は部署の若い奴らを育てる事じゃないのか?」と言われ良心を問われた気がした。
実際、私も責任ある仕事に餓えていた。
私は頭(こうべ)を垂れた。
3年8ヶ月間、私の成績は無視され続け、会社に恨み辛みは山ほどあるが、私は明確な目標がある仕事に飢えていた。

彼は「さらに上のポジションを目指して頑張ってくれ、遠回りしたな」と言った。
もう私には現状以上の昇格のチャンスなど無い事は解っているけど
今、会社が私を必要としている事実だけで満足しているし、充分だと思っている。でも、強がりだけは言った。
「いや、ムダではなかったです」本当にそう思っている。

「おまえの祝賀会兼忘年会をやってやるよ、場所を手配しろよな」
私は手際よく飲み屋さんに連絡をして場所を確保した。
26日(水)静岡市内某所。メンバーは部署全員+私、スポンサーは天敵さん。

天敵さんは私の知らないうちに元部下達の意見を一人一人から聞いていた。
みんなが私を求めている。N君は私の後だったら責任者をやると言ったそうだ。
部署のみんなには迷惑を掛けたと反省している。
私は報復の連鎖をやっていた。

21日(金)、久々に部署の朝礼を行い、その場でみんなに詫びた。
そしてNには次期リーダーとしての自覚を求めた。
俺も、もう一度頑張るから、おまえもガンバレ!
N、逃げるなよ。俺も、もう・・・逃げない。

私に叱咤激励、辛辣な意見を言ってくれる先輩方はもう居ないし、頼る人も居ない。
でも私を頼りにしてくれる若い人たちが居る。
私が先輩方を頼ったように、こいつらも私を頼りにしている。
もう私が甘えて誰かに頼る時代は終わっているのだと改めて痛感した。

私の「みち」
「みち」は「未知」かもしれない・・・
でも、その「未知」は明日に向かう「道」となって続いていく。
遠回りしたかもしれないが道になっている。
その道を次の世代の連中が歩いていく。

  • 2001年12月22日(土)17時08分

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