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No06 都会派 ジープ・グランドチェロキー

2002年9月19日 車、よもやま話No06  都会派 ジープ・グランドチェロキー

スキーなんかに行く回数が増すと実用車の4駆が欲しくなりますよね・・・
私も御多分にもれず一時は欲しくなりました。

Audi80に乗っていた時代ですけど、軽井沢へ家族旅行に行った帰りに清里高原の清泉寮に立ち寄った際の事でした。
この年の夏は雨の日が多く、この日も雨が降っていました。
夏場ですから清里も混雑していて、清泉寮も臨時駐車場に入れる事になりましたが
そこがひどい泥濘(ぬかるみ)で、Audi80は前進出来なくなってしまいました。

なんとかバックして事無きをえたのですが帰宅してからGSで洗車するとカメイのフロントカウルの内側から
ドロとか石が・・・出るわ出るわ!
泥濘を脱出した際にカウルがシャベルになってしまったようでした。
「絶対!4駆を買ってやるっ!!」と言う気持ちになりましたね。

4駆と言えばトヨタのランクル、日産のサファリが世界水準です。
それと忘れてはいけない「レンジローバー」これは2回逆立ちしても買えないよ(笑)
だからと言ってランクル・サファリは選択出来ない外車乗りの悲しい性(さが)
ランドローバー・ディスカバリーは似合わないし・・・

そこでジープ・グランドチェロキーを選択しました。(注 ジープ・チェロキーとは別物)
全長4500mmですから以外とコンパクトな車体だと思いました。
自動車雑誌でも性能評価が高かったし、スタイルも実用4駆の中ではダントツ都会的(に見えた)
何よりも特筆すべきは右ハンドル車はオーストリアで生産されていると見聞したからでした。
がさネタだとしても自分で自分の背中を押す動機には充分になりました。

結局、この年は躊躇して様子をみる事にしました。
気になる車両価格は円高の影響なのか総輸入元のホンダ(当時)の営業努力なのか
わかりませんが、数年前よりは適正価格まで下がってきていました。
これは「買うしかない!」と思いましたよ。

翌年、実際に契約書に印鑑を押すところまで行きましたが・・・
いろいろあって断念せざるをえなくなったワケですが(Audi80の購入記事参照)
その後、ホンダさんが手を退いたり、フルモデルチェンジがあったりで
今では、やはりあの時、無理して買わなくて正解だったな、と思っています。

私が当時欲しかったのは、ジープ・グランドチェロキー・リミテッド(1996年)
直列6気筒-4000cc OHVエンジン
V型8気筒OHV5200ccもありましたが、私には選ぶ勇気がなかったです。
でも、どうせ買うならV型OHVエンジンの方がアメリカンチックですよね。

現行型ジープ・グランドチェロキー・ラレードV8はV型8気筒-4700cc SOHCエンジン
この現行型のグランドチェロキーはもっと好きです。ラレードでしたらリミテッドより
装備は簡素化されているけど、はるかに安いし、何よりも1996年型リミテッドと
同程度の価格でトラクションコントロールのクォドラ・ドライブとV型8気筒が手に入る。

より都会に似合う御洒落な4駆、でもオフロードでは本格派、V型8気筒エンジン
こんな「ばさら」な車、乗りたかった。

(注)ばさら(婆娑羅・時勢粧)
室町時代の流行語で派手にみえを張ること、伊達(だて)、あるいは粋(いき)。

  • 2002年09月19日(木)14時42分

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