個別記事

第十一話「ドツボの DELL OptiPlex SX280・怪奇現象編」

第十一話「ドツボの DELL OptiPlex SX280・怪奇現象編」     2005年07月13日更新 

WinのセットアップもWindowsアップデートも終わり(やれやれ・・・とタバコを)一服しながら画面を眺めているとヘンな警告メッセージが画面に表示されている事に気が付いた。
それは、パソコンを使うようになって約10年経つが今だかって見た事が無い初めて見るメッセージだった。

【怪奇現象1】
「警告イベントの通知 システムのハードドライブ全体の容量が減少しました。
              通常これは、ハードウェアの障害を示唆するものではありません。
              システムのハードドライブ構成を個人的に変更したり、または
              セットアップユーティリティでデバイスを無効にしたりしていない場合は
              ヘルプデスクへお問い合わせ下さい。 」
「はぁ~!?何それっ?」・・・この時は何ら知識の根拠も無く「Winもシステムのチェックが厳格になったな」と漠然と思いこみ、それから何事も無かったようにフォルダオプションとかサウンド等々、使用環境を整備し始めた。

【怪奇現象2】
その後、某アプリケーションをインストールした時にトラブルが発生した・・・厳密に言えば、その時はトラブルという意識は無く、ただ「あれ!なんかヘンだぞ?」と思ったにすぎなかった。某アプリケーションのインストールが終了後自動更新が開始された。アップデートがWebからダウンロードされてインストールが始まったその時、内蔵FANが一瞬急激に高回転になったと同時にマシンが勝手に再起動(リブート)を実行したのだ!。

この現象は何回やっても同じところで発生した。この時は「まぁいいや、アップデートなんかしなくても使えるし」と簡単に考えてしまった私はアホでした。下記はそれから十数日間に起こった数々の怪奇現象です。

【怪奇現象3~7】
PCを起動する毎に表示される「警告イベントの通知」・・・‘上記の減少メッセージと下記の増加メッセージ’が大衆食堂の日替わりメニューのように交互に表示される。
「警告イベントの通知 システムのハードドライブ全体の容量が増加しました。通常これは、・・・・以下同文 」

「データ実行防止-Microsoft Windows コンピュータ保護のため、このプログラムはWindowsにより終了されました。
名前WMI 発行元Microsoft Corporation」これは一回だけ表示された。その後改善方法があったので対処した。

インターネットエクスプローラの不具合その1・・・IEが突然死する。
「Acrobat IE helper:iexplore.exe-アプリケーションエラー″0x04****e"の命令が0x00000***"のメモリを参照しました。メモリが"read"になることはできませんでした。」
**は数字です。アドビのアクロバットリーダーが絡んでいるようなのでアプリを削除したら下記に改善(これは皮肉だ)された。

インターネットエクスプローラの不具合その2・・・IEが突然死する。
「iexplore.exe-アプリケーションエラー″0x04****e"の命令が0x00000***"のメモリを参照しました。メモリが"read"になることはできませんでした。」

とどめの怪奇現象・・・プリンタのドライバをインストールした時。
ドライバは正常にインストールされたが続いて自動的にユーティリティソフトをインストールする段階で内蔵FANが一瞬急激に高回転になったと同時にマシンが勝手に再起動(リブート)を実行したのだ!。某アプリの場合と同じ現象。
この現象は何回やっても同じポイントで発生した。これには「まぁ、いいや」なんて見て見ぬ振りは出来るワケが無く堪忍袋の緒が切れてDELLのサポセン(サポートセンター)にTELする事にした。こんな数々の不具合が有るって事は「ハード的に何処かトラブルを抱えているんだ!」、私には根拠とする知識は無いが漠然とCPUとかマザーボードを疑った。

【DELL神社で御祓いしてもらう為には】・・・サポートセンターに電話する内容のポイントを整理しよう。
1、工場出荷状態からセットアップした環境なので、自分自身ではOSの再インストールは行っていない。
2、2つのソフトとも同じ現象で再現性がある、過去にDELLのPC複数台で使用した実績があるがこの機種に限っての現象。

‘2つのアプリで同じ現象が出る’って事がポイントで「もし1つのアプリだけの現象ならばそのアプリのせいにされる可能性が大」なのだ、へたをすればアプリの製造元とDELLでたらい回しにされる可能性がある。
‘2つのソフトはDELLのPC複数台で過去に使用したが正常だった’もポイントが高い。

【1回目の御祓い】不具合が出ている具体的な現象と上記のポイントを強調して対応を乞う。
TELで言われるままの手順でPCの自己診断を行った・・・異常なしだったのでOSの再インストールを行うように指示された。
でも、この時点で既に「工場で再チェックする事になるかもしれませんね」と言われた。

【2回目の御祓い】1回目と同じ夜だが日付は既に変っていた。OS再インストールを実行したが症状は改善されずと告げたら、PCの自己診断を行う事になった(1回目とは違う方法)「時間は10分位掛かるので終わったら再度電話下さい」と言われた。

【3回目の御祓い】長い夜を過ごしている・・・電話の繋がりが遅いのでイライラだ。
自己診断の結果を告げたら異常なしだったので「こちらの方でもっと詳しく再チェックしますので。」って事になった。
運送屋さんはDELLが手配してくれる事になったし運賃も無料だった(そりゃそーだょ)。
サポセンの対応は良好だったがDELLのサポートって電話が繋がるまでに時間が掛かり過ぎるのが非常に不満に思った。

入院して1週間程経過した5月下旬にSX280は悪霊退治の儀式が終わり我が家に無事戻ってきた。
伝票には「マザーボードの交換」と「OSの再インストール」と書いてあった。
さて、とトラブルの元になった某アプリとプリンタのユーティリティソフトをインストールしてみたが今度は何も不具合は無く、無事にインストール出来たので嬉しくなった。その後は自分用に環境を整備したりした。

「警告イベントの通知 システムの・・・うんぬん」は出る回数は減った気もしたが、改善されているとは言えない。
それからSX280ではインターネットをやっていなかったが、ある日、ブラウザ(IE)の窓を複数開けてインターネット三昧していたら一つの窓が急に動作が重くなったりページが表示されなくなったのでブラウザの窓を閉じると・・・
「iexplore.exe-アプリケーションエラー″0x04****e"の命令が0x00000***"のメモリを参照しました。メモリが"read"になることはできませんでした。」

1つの現象は改善されたが、この2つの現象はまったく改善されていなかったのだ。「っち!またかよぉー・・・」
ネットで調べるとこのアプリケーションエラーってやつは結構‘ごく普通にあるような現象’みたいな感じだった・・・って?。
つまり明確な解決策が無いが、よくある怪現象らしい・・・原因が様々のようだ。数日間検証したが現象が頻繁に起こるので堪り兼ねてサポセンに電話をした。

【4回目の御祓い】
上記の現象を2つ報告したら「Windows側の不具合なのでOSの再インストールしか手はないですね」と言われた。
それで私は素朴な疑問を言ってみた「もし、それでもダメならどーすりゃいいの?」
サポセンさん困った様子で「・・・基本的にWindows側の不具合なので・・・申し訳ありませんが・・」そう言う事なのだ。
修理に出した時にメモリも含めハード全体のチェックを行ったが問題は無かったらしい。

それでは「OSの再インストール」って事で手っ取り早くやる事にした。この作業は何も問題は有り得ない。
今回は私も私なりに考えてWinのSP1のアップデートだけにして暫く使う事にした。SP2との相性を怪しんだのだ。
結果は今までに無い程快調だったが(なんでだろー?)、絶好調と言うワケでもなかった。
でも明らかに改善されている傾向だと思ったのでサポセンにTELした。

【5回目の御祓い】今回は御祓いではないですよね。
今回行った事を説明してSP2にアップデートした関係で今までのような不具合が起きた事例は有るのか?と聞いてみた。
「いや、ありません。それにSP2を入れて使うように推奨します。」と答えが返ってきた。

【怪奇現象8】
この頃から別の新たな怪奇現象が起き始めていた。
PCを起動する際にOSは正常に起動して普通のようにデスクトップ画面が表示されるが、暫くすると一瞬だけ画面が真っ暗になるが直ぐに復帰する、またスクリーンセーバーからの復帰時にデスクトップ画面になってから一瞬画面が真っ暗になる、機嫌が悪い時はデスクトップ画面も表示されないで真っ暗のままで復帰できない。

当然だがキーボードもモニタも生きている状態だった。
もう何が何だかワケが判らず思考回路も麻痺した‘お手上げ状態’だったのでサポセンにTELした。

【6回目の御祓い】
インターネットエクスプローラの不具合は相変わらず出ている事と新たな上記の現象を伝えた。
サポセンさんから「一番新しいビデオドライバに更新してみて下さい」と言われるままやってみるとどうやら画面が一瞬真っ暗になる「まばたき現象」の方は改善されたようなので御礼を言って電話を切った。

【御守り札】
「iexplore.exe アプリケーションエラー ″0x04****e"の命令が0x00000***"のメモリを参照しました。メモリが"read"になることはできませんでした。」これが最後に残った・・・憎たらしい・・・ウザイ・・・ムカツク・・・エロイムエッサイム・・・・

自分なりにネットで調べて有効かもしれないけど無関係かもしれない‘藁をも掴む’ようなオマジナイをやってみた。
Cドライブのエラーチェックと最適化。
それからインストールされているJavaを削除してから、Javaのサイトから最新のJavaをインストールし直した。
インストールしてあったJavaは付属のResourceCDに入っていたJavaだ。
削除した根拠ですか?・・・単なる御呪い(おまじない)ですから気にしないで。

・・・・・季節は既に6月も終わる頃になっていた。

【その後】
ビデオドライバが全ての怪奇現象を起こしていたのかどーなのか不明だし、何が功を奏したのかよく判らないが、今現在(7月)では怪奇現象は鳴りを潜めている。
不幸中の幸いだったのは、早い段階で現象が起こり再現性があるのでサポセンに説明するのが楽だった事とこのSX280に「24時間365日電話サポート」が付いていた事だった。
Dimension8400を買う時には間に合わなかったのだが、DELLのPCを買う時には「24時間プレミアム電話サポート」を絶対にお勧めする。

それから、確証は無いが付属のResourceCDに入っているJavaのインストールは止めて、Javaのサイトから最新のバージョンをインストールした方が良いかもしれない、ただ何となく漠然と思うだけなので気力があれば検証しますが・・・予定は未定なのが御約束で件の如し(くだんのごとし) ふふ。
OS再インストール→ResourceCDのドライバ各種インストール(この時にCD内のJavaのインストールはしない)→→Windowsアップデート→ビデオドライバを最新に更新→Javaの最新バージョンをインストール。

と・に・か・く・・・疲・れ・た・・・

・・・・・・・・つづく

  • 2005年07月13日(水)21時26分

▲ Page top