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「Steganos Security Suite 2006」と「TrueCrypt(仮想暗号化ドライブ作成)」

「外付けハードディスクの個人的なメモ(Steganos Security Suite 2006)」の続きです。

ファイル 135-1.jpg前回、紹介した「Steganos Security Suite 2006」を使用していたのですが若干トラブルが発生しました。1つ目の現象はインターネットエクスプローラの窓を複数開くと発生し易いランタイムエラーメッセージでした。
「Microsoft Visual C++ Runtime Library Runtime Error!
program:..Steganos Security Suite 2006\PasswordManagerIEAutoFill.exe
R6025 -pure virtual function call」
このようなランタイムエラーメッセージのダイアログボックスが表示されました。

その他の現象は席を離れる時にPCをスタンバイモードにしますが、戻ってきて復帰させた時、PCが動作不安定になり易かったです。自宅では滅多にはスタンバイモードにしませんが、会社ですと不安ですから…つまり、他人にPC内を覗かれたくないって事です。

動作不安定というのは「勝手にパソコンが再起動」したり、「ログイン画面が延々と表示されない」とか、ブルーバック画面になるとか、です。

サポートのメール対応は素早く、「一度アンインストールしてから、再インストール後もエラーが出る場合は連絡下さい」と連絡がありましたが、その後も改善されないので2度目には「パスワードマネージャの自動登録機能が問題を起こしていると考えられるので機能をオフにして、それでも現象が再現するかどうかをご確認御願いします」との指示を受けました。

指示通りにパスワードマネージャの自動登録機能をオフにしたのですが、結局改善されませんでした。
ランタイムエラーメッセージは、検証してみると私のDELL8400,DELL SX280,それからDELL SX260(仕事用)の3台共に同じ不具合症状が確認できましたが、仕事用のSX260が一番不具合症状が発生し易い状態が続いていました。

販売元では前例事例が無いので「原因・改善方法について正しいご案内が出来ない状況です。」との対策に苦慮している連絡を頂きました。

ファイル 135-2.jpg「Steganos Security Suite 2006」は機能も盛り沢山、使い易く好きだったのですが、現在はまだ開発元のSteganos社へ確認中との事です。このままの状態だと使用し続けるのも不安なのでフリーソフトで見つけた「TrueCrypt(仮想暗号化ドライブ作成)ソフト」を急遽使用する事に決めました。

機能的にはシンプル、日本語化の為のランゲージファイルも有る。使い方も解り易いので気に入っています
(機能的にはSteganosの方が断トツだが)。
「TrueCrypt」は仮想ドライブ作成時に容量制限がありません(Steganosは最大64GBのセキュリティドライブ)。

使用していて気が付いた事ですが、PCをスタンバイモードから復帰する時にUSBフラッシュメモリ内の仮想暗号化ドライブ(セキュリティドライブ)をアンマウントしていないとトラブルが発生し易いです。私、面倒なのでスタンバイモードにしてもアンマウントしないように設定してあります、だってスタンバイ復帰にPCのパスワードを入力して、さらに、USBフラッシュメモリのセキュリティドライブをマウントするのにパスワードを入力しなければいけないから面倒だと思いませんか?…
あっ!もしかして……「Steganos Security Suite 2006」の、ランタイムエラー以外の不具合はアンマウント・マウントも少しは関係あるのかも?。

ファイル 135-3.jpgスタンバイ時におけるUSBフラッシュメモリ内セキュリティドライブのアンマウント・マウントの件でK氏(当HPのPrivate-BBS開発者)と相談した結果、「とりあえず、仮想暗号化ドライブ(セキュリティドライブ)をリムーバブルメディアとしてマウントして様子を見よう」と言う事になりました。

それでスタンバイモード復帰時に不具合が生じなければ‘良し’としよう。でも、本来はスタンバイモード時は自動でアンマウントにする設定にしておいた方が安全かもしれませんね。

TrueCrypt(仮想暗号化ドライブ作成)ソフト本体
//www.truecrypt.org/…(ありません)の「Downloads」から日本語化用の「ランゲージファイル」 //www.truecrypt.org/localizations.phpの「L a n g u a g e P a c k s 」から

参考に、FAQの日本語版 https://w.atwiki.jp/tcjpdoc/

ダウンロードした日本語化用の「ランゲージファイル」は本体と同じディレクトリに入れる。例えばC:\Program Files\TrueCryptの中に

  • 2007年02月12日(月)22時45分

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