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ナルシストでシャイ その1

車に乗っていて信号待ち等で停まった時に、何と無くですが周囲からの視線が気になったりしませんか?。私の場合ですけど誰かがこちらを見ているような在りもしない視線を時々感じてしまい、症状が酷い時にはちょっと恥らう気持ちを覚えてしまいます。はい。

実際には「誰も、おめーなんか、見てねーよっ」という厳しい現実をしっかり認識していますが、かなりの自意識過剰人間です。

また、隠れ自惚れ屋なので電車とかバスの中で女性と目線が一瞬絡んだだけでも「あの女、オレに惚れたか?」とか平気でバカな事を半分本気で思ってしまい、妄想はさらに膨らんで1つの短い物語さえ創る事ができます。

でも、デフォルトで照れ屋さんなので、ついつい意識過剰が高じると、いつの間にか、はにかんでいる自分がいます。

誰かに見られているような感覚は‘誰かに見てもらいたい’という潜在的な願望が無意識に働いて表面に現れている感覚だと解釈しています。

ポジティブな人なら+に作用すると思いますが、その願望は厄介な事に私のシャイな性格である本来の‘誰かに見られる事の羞恥心’と同居して混沌としているワケなのです。

それで、前愛車A4アバント2.4クワトロに乗っていた時も周囲から受ける在りもしない視線が時々気になっていた私は、「TTのようなヘンなクルマに乗り替えると、もっと見られるんじゃないのか?・・・」とか、マジ悩んで心配して、反面期待して、ふふ、「オレ、どーしょー、恥ずぃー」・・・はぃはぃ勝手に言ってろっ、みたいな錯乱状態(爆)。

実際にはどうだったかと言えば・・・これは本当の話ですけど、周囲からの視線を感じなくなりました、いやホントに、TTに乗っている時だけは。

なんか、(周りなんて)どーでもいいよ、って感じで一人悦に入っています。このクルマは旧Audi流ナルシシズムの最高にして最後のクルマだと私は定義しています。

そう思い込むと私の感性が共鳴し、自分だけの美的世界にどっぷり入っているって感じは、‘拘りとかプライドもナルシシズムの範疇にあるとするならば’ある意味、自分流ナルシストの境地だと思いました。


[記事の編集履歴]

2020年03月31日 「TT 3.2q のコラム」の6番記事でした。
2020年03月31日 今、久しぶりに記事を読みかえしてみると…関係あるのか無いのかワカリマセンが愛用していたローデンストックのカールトンのサングラスを掛けなくなったのはこの頃からでした。

  • 2006年04月16日(日)23時23分

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