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IBM ThinkPad X31のリカバリ、USB HDドライブ編の最終版です

IBM ThinkPad X31のRecovery、USB HDドライブ編 IBM X31関連の記事その4 2007年09月01日更新→07年09月09日更新

09月04日更新 続編はこちらです「IBM ThinkPad X31のリカバリと40GBから60GBへ マルチブータブルCD編」

今更という感が無きにしも非ず、ですが、一応「X31のリカバリ、USB HDドライブ編の最終版」をアップします。現在、既にX31は古い機種になっていますが現実的にはIBM ThinkPad X31のRecovery、ハードディスクの換装等、検索されて当HPへ御来訪して下さる方々が少なからずいらっしゃいます。
この場を借りて御礼申し上げます。

ただ、検索に引っかかる記事の内容が古いので申し訳無く思い、今回の記事を4年ぶりにアップしようと思った次第であります。
私自身はX31を所有していますが、年に数回だけ使用しているのが現状なので綺麗な外見を保っています。
X31用のドッキングステーション(ウルトラベースX3)を持っていれば苦労は半減するのではないかと思いますが、残念ですが持っていません。

【注・2007年09月09日追記】
ブータブルCDを作成したので起動フロッピーディスクは不要になりました。

1)、昔作ったWIN98の改造起動フロッピーディスク→Super ウルトラ ISO(体験版)→FDイメージに変換(例えば、fdboot.ima)

2)、作ったimaファイルを「CDrecordフロントエンド」でメディアに書込む。

【大前提】
1)、ハードディスク内に元々あった不可視リカバリ領域(HPA)-DtoD領域を可視化して抽出したimgset.001からimgset.005を保存してある事。
2)、2.5インチハードディスク用のUSB外付けケースを持っている事。
3)、X31以外にパソコンを持っている事。
4)、USB外付けフロッピーディスクドライブを持っている事→(起動FDを起動CDにしてある場合はいらない)。

【適応情況】
1)、新しいハードディスクに換装する場合のリカバリ(工場出荷状態)。
2)、パソコンが動作不安定になったが、リカバリ領域(HPA)を削除してしまった既存ハードディスクのリカバリ(工場出荷状態)。


1)、USB外付けハードディスクケースにX31に換装する(あるいは既存の)2.5インチ(私の場合40GB)のハードディスクを装着します。

2)、他のパソコンにUSB接続します。ハードディスクユーティリティでドライブ全領域のうち、約3.5GBの空き領域(未割り当て領域)を最後尾に残し、あと全部をCドライブ分としてFAT32のプライマリパーティションでフォーマットします。

3)、保存してあるimgset.001からimgset.005の5つのファイルを丸ごとCドライブ分としてフォーマットしたパーティションにコピーします。

4)、外付けハードディスクケースからHDDを外して、X31に、このハードディスクを装着します。

5)、以前作成した起動FD(過去記事参照)をUSB外付けフロッピーディスクドライブに入れてX31本体に接続します。

【注】起動FDの中身にはfwrestor.exeがあること。USB関係のドライバがあること。過去記事のような手が込んだ起動FDじゃなくてもいいと思います。

6)、電源投入します。IBMのロゴ表示時にF12キーを押してブートメニューに移り、Removable Devicesを選択してFDから起動します。

7)、DOS状態  a:\>でfwrestor file=c:\imgsetを実行します。

8)、imgset.001からimgset.005の展開が始ります。終るまで見ているだけです。

9)、展開が終れば、一度電源を落します。そして起動する前に、マウス派の方々はUSBマウスの装着を忘れずに。

10)、起動後、IBMロゴの下にTo interrupt normal startup press the blue Accese IBM button のメッセージが表示されますからF1キーを押して、IBM BIOS Setup Utility画面に入り「Security」を選択→「IBM Predesktop Area」を選択→「Access IBM Predesktop Area」で「Disabled(エリア保護を解除)」になっていれば初期設定(Normal)に戻して、F10キー(Save&Exit)で終了します。

【注】この時点でPredesktop AreaがNormalになっていないと、後でAccess IBM ボタンを押してもAccess IBM Predesktop Areaプログラムに入れない。らしいと…数年前の記事には書いてありましたが本人は忘れています。

11)、このままでは起動しませんから、もう一度電源を落します。それから再度電源投入するとIBMロゴの下に
   To interrupt normal startup press the blue Accese IBM button のメッセージが表示されますので青いAccess IBM ボタンを押し、Access IBM Predesktop Areaプログラムに入ります。→Recover to factory contents を選択(ダブルクリック)します。
   IBM Product Recovery プログラムが起動して、メインメニューが現れます。「工場出荷時コンテンツうんぬん・・・」 Enterキーを押した後、日本語メニューでY(yes)を押す画面が3回あります。IBM Product Recovery が始まります。

12)、XPの画面になっても、まだまだIBM関係のセットアップが続きますが、見てるだけです。

これでリカバリは終了しました、工場出荷時の状態に戻っています。


【Recoveryフイル(HPA)領域-DtoD領域が存在しているのか検証しました】

検証と言っても、もう一度、11)からの操作を行うだけですが(爆)

ウィンドウズのアップデートもやったのに…でも、X31がリカバリ(工場出荷時の状態)できたのは間違いないのですが本当にリカバリ領域(HPA)-DtoD領域が存在しているのか判りませんよね。

っで、実際にもう一度リカバリ作業を行いました。手順は11)からです。これは本来のリカバリ作業手順になります。リカバリが始れば存在する証です。

検証した結果、リカバリ領域(HPA)-DtoD領域が存在している購入時(工場出荷時)の状態に戻った事を確認しました、めでたし、めでたし。♪

  • 2007年09月01日(土)21時09分

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