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古い本その3、小栗虫太郎(むしたろう) 「人外魔境」

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桃源社・刊 「人外魔境」 小栗虫太郎(むしたろう)著 昭和44年7月10日 4刷  摩訶不思議な物語が乱舞。

第一話  有尾人(ホモ・コウダッス)
第二話  大暗黒(ラ・オスクリダット・グランデ)
第三話  天母峰(ハーモ・サムバ・チョウ)
第四話  「太平洋漏水孔」漂流記(ダブックウ)
第五話  水棲人(インコラ・パルストリス)
第六話  畸獣楽園(デーザ・バリモー)
第七話  火礁海(アーラン・アーラン)
第八話  遊魂境(セル・ミク・シュア)
第九話  第五類人猿(アンソロポイド)
第十話  地軸二萬哩(カラ・ジルナガン)
第十一話 死の番卒(セレーノ・デ・モルト)
第十二話 伽羅絶境(ヤト・ジャン)
第十三話 アメリカ鉄仮面(クク・エー・キングワ)

小栗虫太郎の作品では「黒死館殺人事件」が特に有名、探偵の法水(のりみず)麟太郎が活躍します。
麟太郎と言えば・・・私の場合、横溝正史作品の探偵「由利麟太郎」の方が親しみ易いです。

昔、遊ぶ金欲しさに夢野久作、江戸川乱歩の小説は処分しても、この小栗虫太郎の「人外魔境」は手放す事ができませんでした。

  • 2008年07月19日(土)20時54分

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