TASCAM(タスカム)の新品10号アルミリール(メタルリールとも言うのかな)2本と、昔、使っていたTEAC(ティアック)の10号アルミリールの2本です。
画像の3番目、テープは新品で調達したRMG International(RMG)のパンケーキが3本、内2本は画像2番目のTASCAMとTEACの10号リールに巻いてあります。
それと画像の4番目ですが、黒い10号プラスチックリール付きのテープは2本、これもRMGです。まだ使っていません。
●【TASCAM(タスカム)とは】 https://tascam.jp/jp/contents/about から引用・抜粋
1953年、ティアックの創始者である谷兄弟が最初のティアック製品であるオープンリール・レコーダーを開発。
1960年代後半にTEACの技術をミュージシャン・録音スタジオ用機材に応用することを目的としてTASC(TEAC Audio System Corp.)という開発グループを開設。
TASC製品のマーケティング・販売を目的として TASCAM(TASC America Corp.)は、1971年にアメリカで設立。
初期のTASCによるマルチトラックレコーダーは、TEACのブランドネームで販売。
1974年、TASCAMはTEAC Corp of Americaの急激な販売増にともない、TEAC Corp of Americaと合併。
これに伴いTASCAMはティアックによる ミュージシャン・スタジオ用製品のブランドネームとして使用されることになり、現在に至っています。
●【RMG Internationalとは】 メーカーサイト www.rmgi.eu/
名門BASFからEMTECへ、そして現在RMGに変遷。オランダ王国のフィリップスが製造。Oosterhout(オーステルハウト)Netherlands(Nederland・ネーデルラント)。
品質は問題無かろうかと存じます。それに現在では、オープンリールテープの購入選択肢が無いに等しいのであります。
●【パンケーキとは】
画像の3番目、パンケーキとは「リール無しのテープのみの状態」という意味です(プラスチックのハブも一応付いていますが使っている人いますか?)。
空の10号アルミリール(メタルリール)のネジを3本緩め両側のリールをハブから外し、パンケーキのプラハブに着けてデッキの送り側に装着します。
もう1本、空の10号リールを用意し受け側に装着してテープをセット、テープを再生か早送りで巻きます。直ぐに使用(録音)する場合は早送りでも良いと思いますが
直ぐにテープを使う(録音)予定が無い場合は再生スピードで送った方が良いです(マスター巻き)。テープを保管する場合はマスター巻きが良いみたいです。
そうそう、パンケーキに着けたリールは、プラスチックハブから外してオリジナルのハブに着け元通りの状態に戻します。
●【LPR35とSM911について】
RMGパンケーキのテープ型番は「LPR35」 1100M-90min/19cm です。テープ速度が19cmの場合、片道90分、往復で3時間録音再生できます。
黒い10号プラスチックリール付きのテープ型番は「SM911」 762M-60min/19cm です。テープスピード19cmで片道60分、往復2時間です。
「LPR35」と「SM911」の違いはテープ長、テープ厚みです。LPR35の方が長い分(150%)テープ厚が薄い(35μ)です。
品質はどうかと言うと、LPR35の説明から「Long play version of SM 911, backcoated」なのですから、SM911のロング・プレイ・バージョン(長尺テープ)ですな。
SM911って良いですよねぇ…名前がポルシェみたくて^^ 、いや、マジでLPR35も品質が良いみたいですね。
テープ互換表では以下のようなものでしょうか。
Quantegy456 Grand Master ⇔ RMG SM911 762m(60min/19cm)厚み50μ100%
Quantegy457(456の150%タイプ) ⇔ RMG LPR35 1100m(90min/19cm)厚み35μ150%
Quantegy457は456のロング・プレイ・バージョン(長尺テープ)なので欲しかったのですが、Quantegyはオープンリールテープの生産を止めちゃったみたいですね。
●【オープンリールテープの販売・オープンリールデッキの修理と販売】
MTS株式会社(TEACオーディオ修理) www.mts-sv.co.jp/quantegy.htm
↓
オープンリールデッキ ティアックカスタマーソリューションズ株式会社
https://tcs.teac.co.jp/openreel
オーディオ専門店サウンド・ハイツ www.soundheights.com/s_13.html…(リンク切れ)
山田研究所(オープンリールデッキの修理) space.geocities.jp/radyamada0529/…(リンク切れ)
ではでは、記事は No.2に続きます。