2001/12/17 「7時のニュース/きよしこの夜」
サイモン&ガーファンクルの歌に「7時のニュース/きよしこの夜」があります。
彼らの優しく綺麗な二重唱の後ろから、淡々と暗いニュースを伝えるアナウンサーの声が世の中の現実を強調しています。
多感な時期だった頃の私には衝撃的な歌でした。
彼ら(S&G)はクリスマスを暖かな場所、愛に包まれた所で迎えている人々を非難しているのでは無く、
神の御加護など微塵の欠片も無い人々もいるんだよ、って伝えたかったのだと記憶しています。
S&Gがこの曲を歌った頃から現在の世界情勢はなんら改善されていなくて、むしろ悪い方向に向かっています。
今年は世界的に、今まで以上に家族の絆、友情、恋人への愛情を確かめ合う気持ちが強く現れ、
家庭でささやかな幸せを神に感謝し、恵まれない人々に愛の手救いの手を差し延べ、1年の犯した過ちを神に赦しを乞い、
クリスマスを謙虚に迎える事と思います。
日本の街中ではまたアホな光景が繰り広げられるのでしょうか?
今宵、クリスマスカロルが聴こえてきます。
聖しこの夜
クリスチャンではない私でさえ神妙な気持ちになります。
皆様方に善いクリスマス、そして善き新しい年が訪れますように心から御祈り申し上げます。
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