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MK34H/E-F,MK32M/E-G,MK34H/E-HのCPUクーラーをAXP-100に交換 その6

「その5」の続きです。

Thermalright(サーマルライト)のCPUクーラー、AXP-100(AXP-100/B)、AXP-100R、AXP-100 Muscle(マッスル)の3製品には120mmのファンが取り付け可能です。(マッスルの場合だけ120mmファン用マウンターが付属されていませんので他AXP-100付属の物を流用するか自作するか、になります)

そこで120mmファンの中でMK34H/E-F、MK32M/E-G、MK34H/E-Hに取り付け可能な製品2品を選んでみました。

[1、Deepcool ディープクール Gamer Storm GS 120]
厚さ20mm、PWM 4pin、最大ノイズレベル32.4dB、最大風量61.93CFM、最大回転数1800(rpm900±150~1,800±10%rpm)

[2、Cooler Master XtraFlo 120 Slim R4-XFXS-16PK-J1]
厚さ15mm、PMW 4pin、最大ノイズレベル30dB、最大風量58.4CFM、最大回転数1600(rpm500~1600rpm+-10%)

[参考、AXP-100の純正ファン TY-100]
厚さ14mm、PMW 4pin、最大ノイズレベル30dBA、最大風量44.5CFM、最大回転数2500(rpm900~2500rpm+-15%)

検体はNEC mate タイプMEの「MK34H/E-H(i7-4770,3.40GHz,Haswell,メモリ8GB,Windows 8.1)」です。

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画像1番目。Deepcool(ディープクール) Gamer Storm GS120とCooler Master(クーラーマスター) R4-XFXS-16PK-J1の2製品です。第1印象ですがディープクールは「お!なんか冷えそうな気がするぞ」と。クーラーマスターの方は「ちょっと頼りなさげかな」と思いました。両方とも接続は4pinで、電源ケーブルはGS120の方がやたら長かったです。

画像2番目。GS120とR4-XFXS-16PK-J1の厚み比較です。GS120は20mmでR4-XFXS-16PK-J1は15mmです。

画像3番目。AXP-100(AXP-100/B)の120mmファン用マウンターをヒートシンクに取り付けました。長穴ですので位置の微調整は可能です。

画像4番目。マウンターの取り付け方向を90度変えてみましたが、これではファンの取り付けができませんでした。

画像5番目。Deepcool(ディープクール) Gamer Storm GS120をMK34H/E-Hに取り付けてみました。120mmのファンはやはり大きいですよね、でもライザーカードにもグラフィックスカードのGT640にも干渉していませんでした。電源の接続は2pinです。これで常時最大回転数の1800回転で回します。AXP-100の純正ファン(100mm-14mm厚)TY-100が最大ノイズレベル30dBA、最大風量44CFMでしたのでGS120には期待しました。

GS120高さチェック AXP-100/B純正ファンを常時最大回転数で回しました。 音やや五月蠅いです。 音あるが、純正ファンと同等ぐらい

画像6番目。Deepcool(ディープクール) Gamer Storm GS120の全高をチェックしました。画像ではライザーカードより低いのでまだ余裕がありそうに見えますが、実際は25mm厚ファンでは無理じゃないかな…と思いました。

今回はストレステストツールの「OCCT4.4.1」を使用しました。使い方をまだ理解していません。テストタイプは「自動」、テスト時間は「10分」待機時間は開始・終了とも「0分」です。テストバージョンは「64bit」、テストモードは「ラージデータ」、Number of threadsは「8、自動にチェック」でした。その他の設定はいじっていません。

画像7番目。AXP-100/B純正ファンの電源を2pinだけ挿して常時最大回転数で回しました。MK34H/E-Hは自宅でサブ機として使用しています。ファンの音は静音とは言い難いですが机の下に設置しているので自分としては気になりません。その他の雑音に消されています。Coreの温度はそれぞれMaxで[59℃][58℃][60℃][54℃]でした。

画像8番目。ディープクールGS120の電源を2pinだけ挿して常時最大回転数で回しました。音…気になります^^。その他の雑音に掻き消されない強い自己主張を持っています。冷やす気ありそうな音はしていますが、結果がついてこなかったです。別に排気ファンが付いていればまた違うかもしれません。Coreの温度はそれぞれMaxで[59℃][58℃][59℃][55℃]でした。

画像9番目。クーラーマスターR4-XFXS-16PK-J1の電源を2pinだけ挿して常時最大回転数で回しました。ノイズレベルと言うのか音はAXP-100/B純正ファンと同等のレベルだと思うけど、でも何か微妙に気に障る音。冷却能力が純正ファンよりも優れていれば、このまま装着しても良いな、と思いましたけれども。Coreの温度はそれぞれMaxで[61℃][62℃][62℃][58℃]でした。

NEC mate タイプMEはスリム型パソコンですのでファンの選択肢が限られると思いました。

その中でも両方ともにスペックが良いと思ったのですが、私の環境で試した(2pin接続で常時最大回転数で回す)限りでは上記のような結果になりましたので、今回のうち1製品は保守用にする事にしました。AXP-100/Bの純正ファンが故障などした場合にピンチヒッターで使うつもりです、R4-XFXS-16PK-J1は。


「その7」…は残りの画像と相談して決めます^^

  • 2015年01月01日(木)14時40分

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