ボディーデザイン的に賛否両論のリアスポイラーです。オリジナルモデル(初期型)では装着されていませんでしたが、発売当初にアウトバーンを高速で走行していたTTの横転事故が相次いだそうです(有名な事件です)。それは高速走行時の空力特性の為、ボディーが浮き上がってしまったのが原因だったようです。
その改善策を迫られたメーカー(Audi)は「しょーがねぇなー、こんな傑作デザインに後付けしたかねぇけど」と、心中思ったかどうか判りませんけど事故対策としてリアスポイラーを装着するようにしたそうです。
カーレースの中継を見ていると解説者が「んー・・・リアのダウンフォースが不足しているんじゃないかな~」とかコメントを言っているのを聞いた事ありますよね、それですよ、それ。ちなみに、亜久里さんの場合は現役時代から今も「んー・・・電気系統かな~」のコメントが似合っていますけど。
現在のリアスポイラーは対策後の初期モデルよりも大型タイプになっています。私としては、どーせスポイラーを付けるんだったら、この位の大きさで丁度良いんじゃないですか、と、思っています。デザイン重視で反対意見も根強くあるようです・・・そうですよね日本にはアウトバーンは無いですから、日本仕様でスポイラー無しモデルも有ったって良いじゃないですか、150Km位のスピード違反でもリアは浮かないんでしょ?。
スポイラー無しが正真正銘オリジナルデザインなんだし、ラインがスッキリして綺麗ですよね。欲を言えば通常は収納されていて、高速走行時に出てくるスポイラーだったら全て丸く収まるのでしょうか、コストが掛かりますけど。
そう言えばTTではありませんがニュービートルにもリアウィンド下部に小さいスポイラーが付いていたのを発見しました。
(P900iVで撮影 900x650にリサイズ)