現在では慣れつつあるがA4アバントから乗り換えた当初はステアリングの重さが気になった。以前試乗したA3 3.2クワトロでは感じなかった極低速時にダイレクトな重さを感じる。
ただ、ここで勘違いしてはいけない事は我がTTは旧A3ベースであり試乗したA3は新型で設計が新しいという違いはある。ステアリング特性はクイックだと思うが重さのせいで思わず「よいしょ!」と、声が出てしまう自分を軟弱者だと思う。
しかし、重いと言っても腕が攣る(つる)程の大袈裟な話しではなく、慣れの範疇にすぎない。このようなネガティブな事を書くと悲観的になる人もいると思うが、一旦走り出してしまえば何の問題も無く、むしろ、安心感・安定感を与えてくれる。
主観的なステアリング操作感覚は十数年前に乗っていたワーゲンゴルフⅡの手応えあったフィーリングを記憶の隅っこから思い出させてくれて嬉しく感じ、私は好感的に受け止めている。
さて、私の両手は本革仕様だが、神様が間違えて繊細な革を選んでしまったようで傷み易く入念なメンテナンスを怠るとボロボロになってしまう。効能が良いのか悪いのか判らないままスキンケアはオロナイン軟膏で済ませている。
特に冬には欠かせないアイテムで真冬の手荒れが酷い場合には軟膏を塗布した上から薄い生地の白い手袋をして就寝する日もある程だ。
TTに乗り換えた当初の話しだがオロナインを塗った手でステアリングを握り、舵を切るつもりが滑ってしまっい焦った事があった。もう少し手の状態を細かく言えば私の場合、軟膏を塗ったままではベトベト感が気色悪いのでタオルで乾拭きするのだ・・・あぁ、ベトベトがキモ過ぎる。
A4アバントも本革巻きステアリングだったが握った感触はしなやかで、上記のような手の状態でも滑る事は無く、逆に、掌とステアリングの密着感が増して操作が非常に楽だった。ステアリングの重さもTTとは違い一般的だったという違いもあるけど。
TTも本革巻きステアリングなのだが前愛車A4アバントとは違い握り心地は硬めだ。以前の感覚で握ると握力が不足気味になるが、これも慣れの範疇なのでとりあえず今は、脳から「握りましょう」というアクションの指令を出し、且つステアリングを握る時はタオル地のハンカチで手を拭く事にしている。
さて、残された問題は滑り難い手荒れ対策用クリームだが・・・誰か教えてちょうだいよ。
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2020年03月31日 「TT 3.2q のコラム」の3番記事でした。