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10、君はアイビーパンツ(尾錠付きパンツ)を知っているか?

2008年05月06日更新の「アイビーパンツを新調してセットアップスーツにしました」→http://duran.jp/van/index.cgi?no=58

ファイル 437-1.jpg「アイビーパンツ(アイビーモデルパンツ)とは、全体的なシルエットは細身でノータック(ノープリーツ)、パイプドステム(ストーブパイプ)と云われる、いわゆるストレートスリム型で、裾はダブルで折り返す。脇の縫い目にそって垂直に切ったバーチカルポケット、あるいはウォッチポケット(機能的にコインポケットと同じ)といったディティールもポイントが高い。後部には‘必ず’バック・バックルド・ストラップ(バックストラップ・尾錠)が付いていなければならない。」

教科書を読むと上のようなズボンらしい…いや、私は尾錠が付いたアイビーパンツ(毛・コットン問わず)なる物を穿いた事が無かったのだよ。IVY-Modelパンツの存在を初めて知ったのは、‘アイビーボーイ図鑑’を買った1980年(初版)だと思う。

実は先日、革靴の記事を書く際に、久しぶりに‘アイビーボーイ図鑑’を引っ張り出して読んでいるとアイビーパンツのイラストが目に飛び込んできて1つのエピソードを思い出したのだ。恥っさらしの…うっふふ。

去年の秋にVANハウス岡山さんを訪ねた時の事だが、店内を見物しているとアイビーモデルパンツが間近にあった。そのパンツの後部に付いているバックストラップを珍しそうに触り、しげしげと見つめ、何気なく口走ってしまったのだ。

「中務さん、実は私、これ、知らなかったんですよ」…尾錠を指差しながら。

中務氏は「えっ!?本当ですかっ?…」と、もしかしたら、氏の言葉には‘?マーク’が5つぐらい付いていたかもしれないし‘!マーク’も5つぐらい付いていたかもしれない(爆)。ネタ提供の作為的な話しではありません、実話でありますよ。

当サイトではジーンズばかり際立っていますが私だってコッパンもスラックスも普通に穿いていた時期がありましたよ…でも、18才でバイクの免許を取った日を境に自分の世界ではジーパンが勢いよくフェードインしてきて、コッパン・スラックスはフェードアウトしていった。

それは個人的な環境と、ジーンズ革命が日本中を席巻し尽くした時代背景が色濃く影響しているんだろう、と自己分析しています。実際、Gパン(ジーパン)とか革パンは便利で楽チンだった。

さて、かの昔に出入りしていたショップは、VANヂャケ取扱店でアイビー好きなら誰でも知っているショップだった。

VANのコッパンも買った記憶があるので「何故、尾錠付きパンツを知らなかったのだろ?」と、自分でも不思議なのだが、ただ単に「偶然、目に入らなかったから買わなかった?」と、今では‘縁が無かっただけ’と自身を無理やり納得させている。

時計の針を戻す事が出来るならば、忘却の彼方に過ぎ去ったあの頃に戻ってアイビーパンツを穿いてみたいとマジで思う。

だから今、アイビーパンツのバックストラップ(尾錠)を見てもノスタルジーに浸る事も甘酸っぱい青春を想い出す事も無いが、クラシックな雰囲気を醸し出す御洒落なアクセントだと思い凄く興味がある。

実にアンティーク且つ新鮮な飾りだと思う。尾錠付きにした細身のスラックス(ウールパンツ)を…例えば‘ダブル幅3.5cmとか4.0cmで、裾幅を19cmとか20cm’にして極普通に穿きまわしてみれば、これからの人生、少しは面白くなるのかな…とか、ちょっと真剣に考えている次第です。

当サイトはVANヂャケを主に紹介していますが、アイビーパンツを知らなかった稀有な個人サイトです(爆)。

  • 2008年02月09日(土)18時18分

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