第一話「事の始まりは些細な会話から」 2005年06月29日更新
私の場合、パソコンのモニタは15インチの液晶モニタが当たり前だと思っていた。
15インチモニタで1024×768、文字とかアイコンの大きさは丁度良く見えるし、設置も省スペース。
でも去年の秋頃から不便を感じるようになり、もうちょっと大きい画面が欲しくなった。
いくつもブラウザの窓を開いていたり、ホームページの作成等の作業をやっている時は不便を感じてイライラする、絶対的な作業領域が狭いのだ。
去年の暮にDELLの17インチ液晶モニタがデスカウントさらに送料無料キャンペーンでお買い得だったが見逃した。
(買えばよかったかな・・・)と思いつつ2005年の正月を迎えて、すぐに仕事が始まった。
仕事始めの当日はいつも懇親会がある・・・言葉を変えれば新年会(飲み会)。
新年会が終った後に専務に誘われたが、気分が乗らなかったので断った。
その帰る時にW君が「僕、車で来ているから」、同じ方角だから乗せてってもらう事にした。
W君もパソコンが好きな質(タチ)なので車内では自然にパソコン関係の話題になる。
会話の流れから、私はホロ酔い気分も手伝って何気無くW君に「モニタ売りたいんだけど、俺のシャープの15インチ液晶モニタ、1万円でどうよ?、中古になるけどさ」と言った・・・と同時に話は決まってしまった。
15インチモニタの再就職先きは決まったけど、私の調達する17インチの液晶モニタはDELLのキャンペーン次第なので、引渡しはそれまで待ってもらうことにした。
DELLの場合、キャンペーンと言っても365日やっているようなものだが、内容によっては後で後悔する場合がある。
極端な話、注文してお金を振り込んだ日に、同じ物がさらに安くなっている場合があって怨みを覚える事すらザラにある・・・これを「逆恨み」と人は言う。
1月の終わり頃やっと納得がいく価格のキャンペーンが始まったのでモニタを注文する事にした。
私が選んだのは ベーシックシリーズの「E173FPc 17インチTFT液晶モニタ」だ。UltraSharpシリーズの17インチモニタとは約4000円位の差しかなかったが大して違いは無かろう、と思ったのだ。
4000円ケチったおかげで、後にUltraSharpシリーズを選んでおけば良かったと後悔する事になるが、この時点ではそんな事判るワケ無いし、そもそも17インチを買った事自体が大失敗だったのだ。
やがてE173FPが我が家に到着して梱包を解いた・・・「梱包を解く行為」この瞬間が言葉にならないエクスタシー。
至福の瞬間・・・こんな事、感じるのは私だけだろうか?。
さて待望の17インチモニタだが、DELLの液晶モニタも過去の製品と比較すれば改善されたと誰かが評価していた。自分の予算と一致すれば選択肢の一つに入れても間違いは無い。
画面の明るさとかシャープさは全然問題無いし・・・が、しかし・・・・が、しかし・・・致命的な問題が判明した。
文字もアイコンも小さく見えるので凝視すると目まいがして気持ちが悪くなるのだ(爆)。
「・・・・・・・・・・・・・・」言葉にならないこの絶望感、判ってもらえるかな?
電卓でざっくばらんな計算をしてみた。17インチ1280×1024、15インチ1024×768、だから
1280÷1024=1.25倍。だけど17÷15=1.133333倍にしかならない。だから等しくするには15×1.25=18.75インチ・・・・
「そうなんだっ!!1280×1024の場合、19インチのモニタにしなければいけなかったんだぁー!!」
この計算方法が正しいか間違っているか、そんな事は問題じゃ無い。
問題は「現実的に、私の場合、17インチ1280×1024のモニタではダメ」なのだ。
さらに、UltraSharpシリーズでは高さ調節機能付き。左右、上下の角度調整の他90度回転可能。入力端子がDVI-DとミニD-sub15-ピンの2系統。モニタ用オプションスピーカ(AS500)の電源がモニタ本体から供給されるのでACアダプタが必要無い。
DELLのモニタの場合、数千円をケチるより「UltraSharpシリーズ」を選んだ方が精神衛生上、絶対に良い。
買ったばかりの「E173FPc 17インチ液晶モニタ」だったが、既に私の心は離れていた。
・・・・・・・・・つづく
(かもしれないし続かないかもしれないが、もし続くとするならば第二話ではなく、第三話か第四話に続きます。)