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「御決断を!」

2001/08/23 「御決断を!」

末端の管理職を解任されて3年になるのかな。
この会社の長所なのか短所なのか解らないが私を解任した後、後任を決めないままで上司が直接管理していました。
8月21日(火)午後1時、上司の「天敵さん」に部署全員が呼ばれてミーティングしました。私の所属部署は現在6人です。

天敵さんも忙しい人だから「後任」を決めて任せたいと言う。
実際彼は忙しい。9月もドイツ(未確認情報)に行かなければならない。
御年60になるのに良くやる。経営陣の一人だから当たり前か。

名指しされたのがN君でした。Nは入社以来ず~っと私が面倒を見てきた子で、私は歳の離れた弟のように思っています。
彼は社内での評判も良い方だし、人望もある。
天敵さんのお言葉は続く、「みんなの意見は?」全員一致で決めてくれと言う。
ずるいやり方だと思う。
本来だったら「業務命令」でNに通達を出してしまえば「それで終わり」なのに。

Nにしてみても私が解任された理由を解っているのでやりたくても積極的には自ら(みずから)手を上げる事が出来ない。
Nが言える事は「会社にお任せ致します」位か。
察してやんなよ。
どのような思惑が在るにしても経営陣が自ら決断出来ないのは致命的な欠陥だ。責任逃れミエミエです。

Nが私の上司になったら「祝福」する。
かっての部下に勤務評価を附けられるのは非常にプライドが傷つくことだが彼とは昔からプライベートの事で
もいろいろ相談に載っているので私も気持ちが複雑なのです。
でも、一番重要な事は彼の昇格昇給を妨げる事は出来ないと言う事だ。

会社は迷っている・元部下達も悩んでいる。
私は?「俺には失うモノは何も無い」と言い切っているが本音は内心穏やかでは無い。
現実はスティーブン・セガールやシルベスタ・スターローンの映画ように格好良くいかないものです。

3年前だったら感情の為すまま会社を去ったかもしれないが今は仕事人間に挫折し、醒めている。
ささやかながら我が家には家業があり、復活、リニューアルさせた。

この3年間は自分を見つめるのに善い時間だった。
もちろん、給与所得が無ければ生活が成り立たないのが現実なのでサラリーマンを続けるつもりです。

以前会社から(罪も無いのに)謝罪すれば復権も有り得ると言われた事があったが無視した。
魂は売らねぇよ。
せめてもの弱者の意地、これが精一杯の抵抗。最悪の場合は私の転出も有り得る。
私は「人事異動積極推進論者」なので実践すれば良い事だ。
入社以来、私は4つの部署を移動している、我が社の中では一番多いが他社と比較すれば多くは無いと思う。

次回の会議は28日(火)、どのような結論になっても私の太陽は東から昇り、西に沈むのです。

  • 2001年08月23日(木)13時14分

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