第十二話「ドツボのDELL OptiPlex SX280・その3」 2005年07月14日更新
前回の「怪奇現象編」では奇奇怪怪な(?)トラブルを羅列したが現在では正常な状態に復旧している(と思う)。
「もし、これが保障無しの物件だったら・・・」と、思うと背筋が凍った。
んー・・・SX280の話だけで3話目になると何を書こうか、とちょっと考えてしまったが、まだスペックとかを紹介していない事に気が付いたのでとりあえず、いろいろ駄々を捏ねた「ドツボのOptiPlex SX280」の主な仕様を紹介しよう。
■HTテクノロジ Pentium4プロセッサ 540 3.2GHz (1MB L2キャッシュ、FSB:800MHz)
■デュアルチャネルDDR2-SDRAMメモリ(PC3200) 512MB(256MB×2)
■Windows XP Professional
■80GB シリアルATA HDD
■DVD/CD-RWコンボドライブ(D モジュールポータブルデバイス)
■デュアルモニタ対応(マルチモニター機能)DVIとVGAのデュアル
■USFF(ウルトラスモールフォームファクタ)の筐体
■24時間プレミアム電話サポート(E-メールサポート付)翌営業日対応オンサイト保守サービス
(モニタ)
■一体型専用Ultra Sharp 1704FPV HAS 17インチTFT液晶モニタ
光学ドライブユニットはDモジュール用。ドライブマウント、DELLのノートパソコンLatitude X***、DシリーズとInspironの一部機種と互換性があるのでパーツの入手も容易中身のドライブも換装が容易だと判断している。
SX260、SX270と使ってきてSX280を使うと明らかに違いが判る。何もトラブルが無ければ結構サクサク動く。
もっともCPUとかもろもろの違いがあるので単純に同一線上で比較出来ない事は承知している。
(明らかに違うって何がですかー?、もろもろの違いって何ですかぁ?手抜きバレバレですよねぇー)
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‘DVI接続だから’ってワケではないが、こんなに小さなマシンでもデュアルモニタ対応が嬉しい。思い出してほしい、そもそも今回の連載コラムは「モニタ画面の絶対的な作業領域が狭い」という不満から始まっているのだから。
その解決策の物理的な回答の一つとしてデュアルモニタ(マルチモニタ機能)も正解なのだ。いざとなれば、もう1台のモニタを接続してデスクトップ画面の作業領域を広げる事が可能になる。つまり、一方のモニタで映画鑑賞しながら、もう一方のモニタでインターネット三昧ができる。
ここまで書けば今までの支離滅裂な展開も最後には帳尻が合うし下手な小説なんかよりストーリー的に辻褄があっていると思うけど、どうだろうか?。
「なるほどっ!さすがDuranさん!思慮深いですね~」と誰でもいいですから掲示板に書き込んで下さいよ。
付属のアダプタケーブルを使って、VGAモニターとDVIモニターの両方を背面パネルの白色のDVI ディスプレイコネクタに接続します。
2台のモニターを接続するとドライバが接続を検出してマルチモニター機能を有効にします。
「インターネットも、TVもDVDも見れるマルチメディアパソコンの時代」などと煽られてTVキャプチャボードとかDVDメディアを購入して楽しもうとしたがTV映像等を画面表示しているとブラウザの画面とか他の作業画面を邪魔するので不満だった。
お話は若干反れるが、インターネットエクスプローラ(IE)に代表されるWebブラウザも近年ではタブブラウザ(tab browser)に人気があるらしい。このタブブラウザも「画面の作業領域を有効に使う為に考え出された」と言っても間違いはないと思う。
IEでネット三昧している時に窓(ウィンドウ)を沢山表示させて閲覧していると操作が煩雑になってイライラする場合が多いがタブブラウザはこれに対し窓(ウィンドウ)は1つだけなのだ。それは窓内のタブで閲覧するページの切り替えが可能な為にデスクトップ画面上にブラウザの窓が幾つも幾つも重なる事が無く、断然作業性が良いのだ。
ちなみに、インターネットエクスプローラ(IE)の次期バージョンではこのタブブラウザ機能が搭載されると何処かで噂していた記憶がある。
私の場合の「(物理的な)画面の絶対的な作業領域が狭い」という根本的な問題を解決するには高解像度の大画面モニタを使うよりもデュアルモニタ接続で複数のモニタを使う方が有効だと思った。
「マルチメディアパソコンの時代」は必然的に大画面モニタか複数のモニタを使わざるを得ない環境になった。もし、投資額を最小に抑えつつ明確な効果を得たいとするならば15インチ液晶モニタを2台横に並べてマルチモニタ機能でやった方が現実的だと思う。
さて、モニタはUltra Sharpシリーズの一体型専用1704FPV 17インチ液晶モニタ、SX280はこの背面に装着されている。
通常のUltra Sharpシリーズと異なる点はモニタの上下角と高さ調整は可能だが左右角の調整ができないことだ。
一体型になる為にパソコンの設置スペースの点では非常に有効なのでこの欠点には目を瞑る事にしている。
画像で御理解頂けると思うが、このモニタは通常使用している机の上には設置していなくて、それより低いところに置いてある。
どこかで「17インチ(1280×1024)のモニタも目線の高さと目からの距離によっては見易い場合があるのでサブ的には使える」と書いているが、この状態を指している。
新品未使用で保障が付いていないアウトレット物だが、気にしていたドット落ち・抜けは無かったのでホッとした。
でも、これからはこんな、お買い得だけどハイリスクな買い方は止めようと思っている。
モニタとスタンドはVESAという取り付け規格準拠の為、必要に応じてモニタをスタンドから取り外すことが可能。
器具さえあれば壁にも取り付けられるみたいだし規格準拠のアームがあればもっと便利みたいだけど興味はない。
それより、最悪の場合(液晶が壊れたとか)にはVESA規格準拠の他メーカー製モニタでも取り付け可能なのでこの一体型専用スタンドは融通が利くと思った。
その気になってスタンドに加工を施せばSX270も他のコンパクトパソコンも取り付ける事だって可能なのだ。
モニタの下方にDell サウンドバー(スピーカー)を装着している。電源はモニタ裏側の端子から供給されるので配線がシンプルだし、スピーカー本体が机の上の一角を占拠しないので気に入っているアイテムの一つだ。
これも新品未使用で購入したが、保障は付いていない。
今回のお話はデュアルモニタ(マルチモニタ機能)に重点を置いて書きましたが、他に良い所が何も無いワケではありません。
私のような人種には非常に魅力を感じるPCです。(また手を抜いてますねぇー・私のような人種ってどんな人種ですかぁ?)
知名度がアップすれば中古市場で必ず人気が出るのではないかと確信しています。
・・・・・・・・・・・つづく