第十六話「ドツボのDELL OptiPlex SX280・その4」 2005年08月14日更新
第十三話を更新した7月21日前後から再び調子が悪くなったSX280に今まで振り回されている自分がいる。正直な話この記事を書いている今(8月14日)では、自ら招いたトラブルの処理も加わって、もう何がどうなって何処から順序よく書いていいのか自分でも解らないほどになっている。
考えてみれば、あと4ヶ月と半月で今年も終わってしまうのに自分はいったい今まで何をやっていたのだろう?、と思う。パソコン如きにこんなに苦労をしなければならないのか?。費やした時間に対して目に見える何か得たものはあったのか?。
4月の終り頃から今までこんなものに振り回されている自分はいったい何者なんだろう?。私は誰?ここは何処?「社内ネットワーク」のお話も書かなきゃなんないし・・・少しネガティブになってきている。当初の予定だと今の時期はもうとっくにパソコン関係のコラムから脱出してショートショートの創作に取り掛かっている頃なのだ。
年内にM氏シリーズでホラースパイスが隠し味の「Mrs.Chagallに捧ぐ(仮題)」を1編完成させる予定だったが、もう間に合わない。私の本来の姿は夢想家で、いつまでも現実的なシチュエーションにどっぷり浸かっていると妄想へと誘う(いざなう)ディープブルーの脳細胞が死滅してしまう。
閑話休題・・・そろそろ本題に入るとしましょうか。
第十一話で書いた「OS再インストール→ResourceCDのドライバ各種インストール(この時にCD内のJavaのインストールはしない)→Windowsアップデート→ビデオドライバを最新に更新→Javaの最新バージョンをインストール」を検証してみました。
(実際にはWinアップデートとビデオドライバの順番は逆になっている)javaを根拠も無く疑っていたが、結果的にはやはり「おまじない」程度の気分的な問題に過ぎなかった。ただし、新しいバージョンが存在する以上、手順通りResourceCDからJavaはインストールしない方が精神衛生上良好だと思っている。
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私が次にやった不具合検証方法は「パソコンに負荷をかけながらインターネットエクスプローラを使う」事だった。負荷をかけるには「動画ファイルの変換と早送り連続再生」が手っ取り早いと思ったので以下のソフトをさっそく準備した。
【動画ファイルの元ネタ(主にwmv)をダウンロードするソフト】
「Net Transport」か「ASFRecorder」。「Net Transport」が強力だと思いますけど新しいヴァージョンは「金払え、金払え」とメッセージが頻繁に出てウザイです。
【動画ファイル(主にwmv)を変換するソフト】
「TMPGEnc」と「MPG2AVI」。この分野では有名な「TMPGEnc」、「MPG2AVI」でwmvをaviに変換してファイル容量が2GB以上だと再生不能。ストリーミングデータ自体、画質が悪いからaviに変換しても無意味じゃないかな、と自分自身は思う。
【動画にインデックスを付けるソフト】
「GET ASF STREAM」か「Net Transport」。wmvなどを落として再生するとシーク(早送りとか)ができないのがあるのでこのソフトでインデックスをつけるとシーク可能になります。また、シークできないwmvを変換ソフトに突っ込んで編集作業をやった場合にエラーになり易い事を経験したので最初にインデックスを付けておいた方が無難かもしれない。
「Net Transport」の場合はダウンロード時に設定しておけばインデックスを付けてくれます。
【その他、1】とりあえず「AviUtl」。aviを編集するソフトです。
【その他、2】ここでは関係ないですが私はHP根こそぎダウンローダー「WebAuto」を使っています。
さて、作業開始です。wmvを「TMPGEnc」でaviに変換作業をさせてインターネットエクスプローラでネットサーフィンやりました。
今までの経験だと現象が直ぐに出る場合となかなか出ない場合があった。今回は調子が良いようだ・・・そこで雑用があって少しの間、席を外す事になりそのままPCを放置する事にした。
雑用が終り戻ってくるとスクリーンセーバーが働いていたのでマウスを動かし解除したら・・・右の画像のような状態になった。デスクトップ画面が見事に崩れている(爆)。
正常に戻すにはPCを一度スタンバイ状態にしてから復帰させるといいようだった。そこでサポセンに電話、今回言われたのは「常駐ソフトの解除」だった。
何のソフトか不明だが「悪さをしている」のではないか?、と。アドバイスの通りに「スタート」→「ファイル名を指定して実行」→「msconfig」と打ち込んで実行するとシステム構成ユーティリティが現れます。
そこのスタートアップタブを選択すると常駐ソフトの一覧が表示されます。この時点での一覧ソフトは下記の通りです。
IMJPMIG、TINTSETP、TINTSETP、ctfmonの4つはWin関係。
igfxtray、hkcmd、この2つは調べた結果、Intel82810Graphics ContollerまたはIntel82815Graphics Controller の一部らしいという事が判った。
*McAfee関係
mcmnhdlr、mcvsshld、MpfTray、mcupdate、mcagent、mcappins
*QuickTime関係
qttask
*Real関係
realsched、realsched
*iTunes関係
iTunesHelper
*PowerDVD関係
DVDLauncher
*Java関係
jusched
サポセンさんから「MJPMIG、TINTSETP、TINTSETP、ctfmonの4つ以外はチェックを外し常駐解除して様子を見て下さい」と言われた。
私は「グラフィック関係のハードがオカシイじゃないですか?」と食い下がったがハード的には不具合は無いとの事だった。
言われたとおりに様子を見たが改善されないので何回目かのOS再インストールを実行した。今回は余分なソフトはインストールしない事にした。
クイックタイムにリアルプレイヤー、JAVAにPowerDVD。暫くの間「素のWinの状態」で様子を見る事にしたのだ。それからスクリーンセーバーは「3Dテキスト」をやめてデフォルトの「Windows XP」でやる事にした。「3Dテキスト」は結構負荷が掛かっているように思えたからだ。
OSを再インストールしてから気が付いたのだが、私は「SX280の再インストールCD」と「SX270の再インストールCD」と間違えてインストールしてしまったのだ(爆)。何をやってもヘマばかりでそろそろ自虐的になってきた。
強がりを言うワケでは無いがDELLのパソコンの場合、結構融通性があってOS再インストールCDは「何の機種でもOK」というワケにはいかないが、共通して使える場合が多い(OEMのOSの良い所)。
だから「OS再インストールCD」を1枚持っていると何かと重宝するので、私も新品未使用のOEM-CDを1枚調達してある。
でも、もうOSの再インストール作業も面倒になってきたので次回からは私の御得意の「Acronis PartitionExpert2003とAcronis True Image7.0」でやる事にした。
True Image7.0をインストールしてバックアップイメージを作成して「復元テスト」をしてみたが・・・ダメだっ!こりゃ!!。やり方を間違えたのかと思っていろいろなやり方を試してみたがことごとく失敗に終り、何をやっても裏目に出る自分は呪われていると思った。
「ダメだっ!こりゃ!!」という状態は「もう一度OSを再インストールしなければならない」という状態なのだから。これを数度繰り返した(爆)。
Acronis PartitionExpert2003もインストールして実行すると動作OKなのだがCD起動して使うとCドライブを認識しないのだ、おそらくシリアルATAドライブには対応していないのでは?、と思った。(このあたりはまだ時間が無くて未検証)
ひとつはっきり言える事は「Acronis PartitionExpert2003とAcronis True Image7.0」は機能半減で使用可能と言う事実だった。
何だかんだで正規のSX280用のOS再インストールCDからWinをインストールする事になったし、次回からはセキュリティソフトも変更する事にしたので、もし「もう改善されなければオシマイ」にしようと思った。アンチウィルスソフトは「Avast!4日本語版」、ファイアウォールはK先生から教えてもらった「Outpost Firewall」。
クイックタイムとリアルプレーヤー、それにJavaもPowerDVDもインストールしない事にしたのだ。これで不具合が解消されなければ「もう私にはお手上げ、降参するしか道は残されていない」と本気で思った。
実際に上で書いた動画関係のソフトの準備、短期間での数回に及ぶOS再インストール作業、アクロニスのソフト2つのテストなど、のために費やした時間は相当なものなのだから。
それだけならまだ良いが、次回で書く事柄も含めば今回のコラムの初っ端で「自ら招いたトラブルの処理も加わってもう何がどうなって何処から順序よく書いていいのか自分でも解らないほどになっている」と書いた事は本当なのだ。今、思い出しながら文章を作成しているが抜けている事柄、前後しいる事柄、があると思っている。
今現在(8月14日)では一応正常に動いているようだ・・・この話は次回で(書く気力が残っていれば)。