シリーズ「その11」は「Vine LinuxのFirefox怪死事件とOperaのインストール。」でした。
Vine Linuxのブラウザソフト、Firefoxコミュニティエディション(Bon Echo-2.0)が頓死した事件ですが、前回と異なる方法で検証してみました。
プライベートのSX280環境下では再現性の高い現象なので、別の機種で検証しようと思った次第です。仕事用ではDELL SX260の他にサブマシンで使用している、IBM NetVista-M41-Slim6843-22JにVine Linux4.0をインストールしました。
スペックは、Celeron 950MHz/チップセットIntel 810E2/RAM:384MB/DVI-D接続で液晶15インチモニタ/マウス・キーボードはPS2です。
インストール方法はSX280と同じで「windows XPと共存」の環境です。その後は記事の手順通りで4.1にアップグレードしています。
今回は5人分のユーザーを設定しました(画像参照)。例えば「duran05」でログインした後にFirefoxを起動します。
そして前回と同様に、Firefoxのフォント設定で「Hershey...族」の1つを選択すると、結果は、一発でFirefoxは頓死しました。
その後は、やはり、2度と起動しなくなったので、SX280だけに限定する怪死現象ではない事を確認しました。
私が確認したかった事は他に、「duran05で怪死したFirefoxはduran~duran04の他ユーザーにも影響を及ぼすのか」という事でしたが、結果は、duranからduran04、それからrootまで順にログインして、Firefox(Bon Echo-2.0)が正常に起動する事を確認しました。
Firefoxが頓死したduran05にログインして、上パネルにあるFirefoxのアイコンを右クリックで、プロパティ→コマンドのところを見ると「firefox %u」と表示されていたので、これをコマンド・ライン端末で実行してみたところ、/usr/lib/firfox-2.0/にあるrun-mozilla.shの「424行目うんぬん」とコメントされました。
それで「run-mozilla.sh」の内容を表示してみましたが、424行目は「fi」としか記述されていないので「このファイル内の何処か」か「run-mozilla.shが参照する他のファイルを辿って、その中身の何処か」の記述を直せば良いと思うのですが、私には判りませぬ…素人の限界だな(爆)。
ちなみにFirefoxが生きているユーザーで、コマンド・ライン端末で「firefox %u」を実行するとブラウザで「ttp://www.%u.com」のサイトを開こうとしますが、そんな名前のサイトが存在するワケがないので、ブラウザに「サーバが見つかりませんでした」と怒られます。
でも「firefox %u」→「firefox yahoo」と語句を置き換えると「ttp://www.yahoo.com」が表示されました。なんか、面白いですよね。
(注釈、文中でhttpと記述すると自動リンクが貼られるので文頭のhは抜いてあります)
「www.」と「.com」は何処かに設定画面があるのでしょうか?。そうすれば、「.com」を「.jp」に変更して、コマンド・ライン端末で「firefox duran」とか打てば「ttp://www.duran.jp」で自分のホームページが表示されると思いますけど。
(実際にはttp://www.duran.jp→ttp://duran.jpに強制的に転送されます)
さて今回はユーザー単位でFirefoxが頓死しても他のユーザーには影響が無い事が解りました。では、「root」でログインした時にはどうなるのでしょうか?。
で、実行しました。「root」でログインした状態の時にFirefoxが頓死しても、他のユーザーのFirefoxには影響ありませんでした。実は全滅する、と予想していましたが外れました。
頓死事件以前の問題として、もう「root」でログインして遊ぶのは止めにします。基本通りに「ユーザー」でログインして遊びましょう。
Firefoxを黄泉の国から連れ戻す呪文が判らないので、また、また、また、Vine Linuxを再インストールする事になりました(爆)。
「その13」に続く(・・・追記載ですが、この記事がシリーズ最後になりました^^汗)