個別記事

『メーカーズシャツ鎌倉』のB.Dシャツ、タブカラーシャツ、セミワイド(半袖)

手持ちのシャツの多数が経年劣化著しい為に、更新の時期がついにやってきました。(2007年05月10日、記)
ワイシャツ(ホワイトシャツ)を購入したのは何年ぶりでしょうか。車通勤しかも普段着=通勤服という極楽のような環境なのでシャツ(ホワイトシャツ)の必要性は、低いのが現状です。

以前からユニクロのボタンダウンには、安価にもかかわらず結構本気モードを感じていたので好きでしたが今回はスルーしました。ちなみにユニクロを展開するファーストリテイリングのCEO柳井正氏の父君はかってVAN専門店を経営していたそうです。旧VANのDNAはユニクロにも受け継がれているようなんですね。

同じく旧VANヂャケ(石津謙介氏)のスピリッツを受け継いでいるのが今回の『Maker's Shirt(メーカーズシャツ)鎌倉』です→https://www.shirt.co.jp/ 衿タイプもサイズ展開も豊富、生地も選択可能でシルエットも良好、着心地も良し、何よりも品質比でリーズナブルな点が最高です。

2008年05月31日(土) 3件の関連記事を1記事に編集しました。加筆・誤字訂正有り


【2007年05月16日(水)】 セミワイドカラーの半袖シャツ

ファイル 387-5.jpg品番 :SMSEH6515 c/#10 白
素材 :ロイヤルオックスフォード

商品説明には「ロイヤルオックスフォード地を用いた、半袖のセミワイドカラーシャツです。独特の織り感と光沢で人気のある生地を、夏の定番シャツとしてご提案。」とありました、凄く同感します。

ロイヤルオックスフォード生地の説明には「細番手の糸で織られた光沢のあるオックスフォード。ドビー織機を使って織るのでオックスフォードというよりドビーに近い。弊社では上質感を体感していただくため100番手双糸を高密度に織り込みツヤとコシのあるものに仕上げています。」肌触り感が良さそうですね。シルエットはイージーフィットタイプのセミワイドカラー・シャツです。

両衿の開き角度がレギュラーカラーとワイドカラーの中間だと言われるセミワイドカラーは、文字的には中途半端な衿タイプと思われるかもしれませんが、実際、見た目の印象では一番安定して見える開き角度だと思います。一般的で何の変哲も無い衿のシャツではありますが、言い換えれば、落ち着いた大人のシャツだと思います。

アップロードファイル 387-6.jpg私はクールビズとやらには全然無関係な環境なんですが、仮に私がホワイトカラー族で半袖シャツをチョイスするなら、主にアイボリーとかライトブルー、チャコールなんて色が有ればローテーションに組みたいな、と思いますよ。格好良いじゃないですか、ノーネクタイでも。自分は貧相な体格なので本音を言うと半袖シャツは苦手なんですけども。

クールビズ(ノーネクタイ)=ボタンダウンの感がある横並びが好きな日本。猫も杓子もボタンダウンでは、もう面白くないです。私はボタンダウン大好き人間の一人なんですけれども、両衿間の角度が狭いシャツは暑苦しさを感じさせます。

日本の夏は高温しかも多湿、ますます熱帯と化していく環境で、クールビズ(ノーネクタイ)で半袖を選ぶならば、極論で言えばオープンカラー・シャツ(開襟シャツとも言うのか?)か、アロハシャツ(地味系の色とか)が一番適合していると思いますよ。

夏でも長袖シャツが基本ですが、熱帯化した日本ですのでアロハシャツを夏用国民服にしましょうか(爆)冗談。そこで「そのシャツ系では、ちょっとなぁ」と言う方にはセミワイドカラーとかワイドカラーなんてお薦めではなかろうかと思う次第です。


【2007年05月12日(土)】 タブカラーのシャツ

ファイル 387-3.jpg品 番 : TMTBA3516 c/#10  白
素 材 : ブロードクロス(ポプリン)

衿タイプを考慮しないで考えれば、着用した時の肌触り感は粗めのオックスフォード生地(カジュアル向き)が好みなんですが、タブカラーでは一般的なドレッシー気味のブロード生地で正解です。

イージーフィットタイプのタブカラー・シャツです。衿高さだけで考えれば長めの‘タイトフィット’よりも、この‘イージーフィット’をお薦めしたいです。

ファイル 387-4.jpg大雑把に言ってしまえば、タブカラーは前回記事SCHIATTI(スキャッティ)のピンホールカラーと兄弟みたいなものであります。

ピンホールカラーはピンを使って左右の衿を引き寄せ襟元を引き締めるのですが、タブカラーの場合はピンの替わりに‘小さなボタンと小さなつまみひも’で左右の衿を引き寄せ襟元を引き締めます。

それから、ピンホールカラーの場合は、ピンの両端が衿から見えます。また、ネクタイを前面に少しだけ押し出す構造なので、タブカラーよりも御洒落感が強調されます。

とは言ってもタブカラーも、衿元というか首元というべきか、Vゾーンを引き締しめてくれるのでなかなか洒落者だと思います。

当然ですが、‘小さなボタンも小さなつまみ紐’もネクタイに隠れて見えなくなります。私の場合は大剣幅が8cm~8.2cm以内のネクタイしか持っていないし、9cm以上のネクタイは絶対に買いません。

結び方もプレーンノットですからピンホールカラー(アイレットカラー)と同様にタブカラーは御誂え向きなんです。クラシックなタイプの衿型です。衿元を引き締める為に左右衿間の角度が狭くなり精悍な印象になります。童顔の人の場合はボタンダウンカラーよりもタブカラーの方が凛々しく(オトナに)見えます、まぁそれなりに。


【2007年05月10日(木)】 ボタンダウンカラーのシャツ(B.Dシャツ)

ファイル 387-1.jpg品 番 :  WMBDAX0174 c/#10
素 材 :  ブロードクロス(ポプリン)

着用した時の肌触り感は粗めのオックスフォード生地(カジュアル向き)が好みなんですが今回は一般的なドレッシー気味のブロードクロス(ポプリン)を選びました。イージーフィットタイプのボタンダウン・シャツです。衿サイズだけで考えれば大きめの‘タイトフィット’‘NEWタイトフィット’よりもこの‘イージーフィット’をお薦めしたいです。

ファイル 387-2.jpg「BOW BELLS HOUSE」「Maker's Shirt鎌倉」、石津謙介氏自筆による鎌倉シャツさんのメッセージが添えられていました。トラッドな人には堪らない心遣いではないでしょうか、鎌倉シャツ購入して良かったと本気で思いました。それから、普段は気にもしていなかったので、今回購入するにあたり多くの商品を吟味したのですが、いろいろな亜流のボタンダウンが市場に出回っている事に驚きました、クールビズとやらの功罪なんでしょうか。

ボタンダウン・シャツは衿の先端を小さなボタンで留めるように作られているシャツです。そのボタンを外して着用する事は一般的には有り得ません。そして、ノーネクタイで一番上のボタン(第1ボタン)を外した時に、衿全体がS字型に曲線(ロール)を描き、最もボタンダウンらしさが現れます。

大袈裟に曲線を広げる必要は無いです。ネクタイを着用した時のロールの膨らみもナチュラルな状態が知的に見えると思います。自然なS字型の曲線美(ロール)がボタンダウンの命です。私の場合、いつも長袖で腕まくり、シャツの第2ボタンを外してネクタイを中に入れてしまいますが、ファッション的にはそんな事やってはダメですよ、私はブルーカラー(製造現場に従事する者)の誇りだと思ってやっていますから。

参考、「衿が甘くロールした」フクスミさんの画像→(リンク切れ).rakuten.co.jp/fukusumi/394646/539627/
フクスミさんで購入したSCHIATTI(スキャッティ)のシャツはこちら

  • 2007年05月16日(水)21時15分

▲ Page top