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8、ワードローブの「靴」を考察しました。

当初「旧VANヂャケのアイテムを少し持っているから」と言う安直な気持ちで立ち上げた「ワードローブ」ですが現実の自分はファッションにはあまり興味が無いオジサンです。

「靴は、履いている物がダメになったら補填する」というのが基本的なスタンスなので頻繁には買いませんが全般的に過去の資産で構成されていた為に経年劣化が著しく、「身嗜み(身だしなみ)は足元から」を痛感していました。

記事を見て頂ければ判ると思いますが、2006年の衣装の更新記事は皆無、2005年は1月のシャツと3月の靴を公開したのが12月という有様でした。

実際、この頃は衣装を買うどころではなくて、靴全般も老朽化が著しく「どうしたものか…」と頭を抱えていました。衝動買いでテキトーに入手した安価な靴は劣化が早いと思う。

カミさんからは使用頻度が低い古靴の処分を迫られてリーガルのスリッポン(ペニー・ローファーまたはコイン・ローファー)デザートブーツ2点等も処分対象にした。

本音を言うとローファーはあまり好きじゃなかった。デザートブーツは好きですが、おそらく今後10年はワードローブに加える事は無いと思う。現在までに処分(廃棄・譲渡)した靴は10足に及び、辛うじて生き残った過去の資産はリーガルのプレーントゥ2509、チャッカブーツJT25、サドルオックスフォードとHAWKINSのGT4158、その他2足。

2005年3月に新生ワードローブ「靴」の1弾目として、思い切って購入したリーガルのウイングチップ2235(黒と茶の2足)は守備範囲(用途)が広い為に古い革靴を容赦なく駆逐してしまった。出費は大きかったが結果的には大正解でした。

生き残ったプレーントゥ2509(外羽根式)も使用範囲が広くて好きだったのですが、ストレートチップY817(内羽根式)が想定していた以上に幅広く活躍してくれる為、出番が少なくなっているのが現状だ。

久しぶりにチャッカーブーツJT25を履いた時、妙な違和感を覚えた。シルエットが丸っこ過ぎて子供っぽい印象なのだ。新組のモンクストラップ・チャッカブーツは、このJT25の代替を試みたのだが、思惑通りだったとは言い難い状況で、とりあえず、旧組のHAWKINSのGT4158と新組のCOLEMANの203501の、ごっつい系シューズで代替している。

最古参のサドルオックスフォード(サドルシューズ)を捨てがたい理由の一つにはカジュアルチックな表情の中にも、何処となく清楚な雰囲気と言うのか、古風な雰囲気を漂わせている、と感じているせいかもしれません。多くの靴種を持たない私には貴重なアイテム。昨今のスタイリッシュなサドルシューズに食指が動くが購入優先順位は低い。

正直言えば、ダブルモンクストラップLE50T、ストレートチップY817のようなシルエットが細め系でエレガントなシューズを見慣れた為に、今後、革靴を購入しようとする場合グッドイヤーウェルトでもコバ(エッジ)が遠慮無く張り出ているタイプは避けると思う。

コバがゴツイ(イカツイとも言うのか)革靴が青少年時代から長年好きだったのですが…もう終焉みたいです。

ウイングチップ2235もゴツイ系ですが、この靴は別格、別次元です。型押しされた革の表情が絶妙に素晴らしくリーガルのウイングチップ種の中では断トツの逸品だと思っている。「八方揉み」と言われる型押しキップ…らしい。

もしかしたら、私の場合、ごっつい革靴はこれだけで事足りるかもしれない。いや、マジで。

先日「岡山・倉敷の旅」でVANハウス岡山さんを訪れた際に、中務氏が内羽根式のウイングチップ(ブラウン)を履いていたのを拝見して、この手のシューズにしてはエレガントでドレッシーだと思い、かなり興味をそそられた。

何て言ったら良いのだろうか…「大人のウイングチップ」とでも。私の主アイテムはスリムジーンズなのだが、コーディネートでマッチすれば購入優先順位は高い。非常に。ちょっと待てよ、今までコーディネートなんて考えた事が無い人間が何を言うか…じゃあ買うしかないな   ふっ。

それから「謹製誂靴・和創良靴、オーダーメイド(宮城興業株式会社)」さん→https://miyagikogyo.co.jp/ の存在を去年知って、マークしているのですが、どうなんでしょうか?。凄く気になっています。

良品を提供して頂けるのは間違い無いと思っていますけれども、コバ(エッジ)の張り出し具合がちょっと自分には未知数であります。でも、近い将来にはパターンオーダーを試してみたい気持ちは大いにあります。

最近のリーガル(革靴)のデザイン、何かヘンだと思わないか?。大衆に迎合しているとか時代に迎合しているみたいとか。

去年(06年03月)の事、画像付き日記で運転用シューズの事について初めて書いてから迷走したあげくドライビングシューズの存在を知り、やっと9月に決着したのですが、自分なりに真面目に考えて上質のドライビングシューズを選んだつもりです。

その選んだnegroni(ネグローニ)が大人のシューズ(上質なシューズ)なのかは人其々の主観の相違もあるけれども私のような大人(おじさん)は子供でも履いているようなスニーカーは避けた方が無難だと悟った気持ちは譲れない。

そう言えば、先日テレビを見ていたら某国産車のCMで「ドライビングシューズを買った」とか、音声が流れてきた。ドライブアゲイン…子育てが終った中年夫婦の設定なんだろうか、二人でドライブしていた。奥様役、素敵な方ですね。上品なブラウンの靴、ヌバックのモカシンだったか?。この車には興味は無いけど、このCMは壷を押さえていると思った。

「靴・改訂」で予告していた「negroni(ネグローニ)のブラウン」を購入しました。

今年は、いよいよ切羽詰った衣装の補填に資金を重点投入しているから、この時期は金銭的にやりくりが苦しいのですが「negroni(ネグローニ)のブラック」を毎日通勤で使っている現状を打開しなければなりません。革靴はローテーションして、休養が必要です。

ファッションには興味が無くても「身嗜み(身だしなみ)は普段履きから」、通勤用靴=運転用靴が私の現状だからドライビングシューズは普段履きで最優先、追加購入は必要不可欠でした。良い物は長持ちすると信じています。

来年は、まだ衣装の補填をしなければならないので靴類は、なるべく買わないように心がけます。

  • 2007年12月01日(土)21時02分

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