個別記事

Vine Linux 4.0をインストール(Win XPとデュアルブート)その3

「Vine Linux4.0をインストール、その2」からの続きです。

今回は「ブートローダの設定」画面から「インストール完了」まで、です。

ファイル 138-1.jpg画像はVine LinuxのブートローダGRUBの設定を説明しています。ここでの留意点は、XPとデュアルブートするブートローダには「GRUB」を使用しないでWindows XPの「NTLDR(俗に言うNTローダ)」を使用する点であります。何故ならば今後もXPの使用が主になると想定できるからで、けっして「GRUBがNTLDRに劣っている」と言う事ではなく、ざっくばらんに調べた限りではむしろ「GRUB」の方が機能的に優れていると見聞した記憶があります。

ただ、「GRUB」のインストールによるMBR(マスターブートレコード)の上書き、書き換えはなるべく避けたいと思うのが初心者である私の心情である事をお察し下さい。

A)向かって左側の画像は初期画面です。真ん中の画面で「Other」を「Windows XP」に変更すると右側の画面になります。
B)デフォルトでブートするOSにVine Linuxにチェックが入っている事を確認します。
C)下の「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れます。

「Other」→「Windows XP」のラベル(名前)の変更は、「GRUB」のOS選択画面が表示された時に反映されるだけです。具体的に言えば「PC電源ON」→「NTLDRでOS選択画面」→Vine Linuxを選択した場合に「GRUBでのOS選択画面」が表示され、その時の選択OS名でVine LinuxとWindows XP(変更しなければOther)が表示されます。ただそれだけの意味です。

「デフォルトでブートするOSにVine Linuxにチェック」する意味は、「GRUB」のOS選択画面が表示された時に反映されるだけですから心配はありません。具体的に言えば「PC電源ON」→「NTLDRでOS選択画面」→Vine Linuxを選択した場合「GRUBでOS選択画面」が表示され、その時の選択OS名でVine LinuxがWindows XPよりも上位に表示されます。それだけの意味です。

「高度なブートローダオプションの設定」にチェックを入れる意味は、次の設定画面でVineのブートローダGRUBをMBRではなくて「Vine Linuxのブートパーティションにインストールする」為ですから重要です。勿体無いですがGRUBはVine Linuxをブートするだけの為に使用します。→次へ

ファイル 138-2.jpg「高度なブートローダオプションの設定」画面です。赤丸で囲った‘/dev/sda3 ブートパーティションの最初のセクタ’にチェックします。
ちなみに‘sda3’は、使用するパソコンの環境によって変化しますが、ここで自分自身が設定するワケじゃないので心配はいりません。

→次へ→「ネットワークデバイス」の設定画面デフォルト→「ファイアウォール設定」デフォルト→「追加の言語サポート」Japaneseデフォルト→「タイムゾーンの選択」Asia/Tokyoデフォルト→次へ

ファイル 138-3.jpg「Rootパスワード設定と一般ユーザアカウントの作成」画面です。
Linuxでは通常rootではログインしないで一般のアカウントで(画像ではduran)ログインする…とか、何かで読んだ記憶がありますが
間違っていたらごめんなさい。でも、私個人専用パソコンなのでrootでログインする予定です。
パスワードは面倒くさいのでrootも一般ユーザも同じにしました。Windows XPのログインパスワードと共通です。パスワード、うざいです。
文字数少ないですか?気にしないで下さい。→次へ

→「インストールパッケージのデフォルト設定」画面、ここは‘デフォルトのソフトウェアをインストール’にチェックで良いと思います。→次へ→「インストール準備完了」→次へ、パッケージのインストールが始ります。ここからインストール完了まで約10分~15分位じゃないでしょうか。

ファイル 138-4.jpgインストールの最終設定「Xのカスタム設定」画面です。設定と言っても確認するだけじゃないでしょうか。
色深度は最大になっていると思いますし、画面の解像度も最適サイズがデフォルトになっていると思います。
変更は任意ですから自由にやって下さい、変更する事はないと思いますけど。
赤丸で囲った「ログインの種類を選択して下さい」は‘グラフィカル’にチェックです。→次へ

ファイル 138-5.jpg最後の画面です。「おめでとうございます。インストールが完了しました」、CDが自動で排出されます。パソコンを再起動して下さい。
ただし、再起動しても以前のようにXPが起動するだけで、この段階では「Vine Linux 4.0」を起動する術がありません。

次回は「Vine Linuxを起動する為に、XPのNTLDRによるデュアルブートの設定」です。

archives::vine-linuxに戻ります。
  • 2007年02月18日(日)18時18分

▲ Page top