「Vine Linux4.0をインストール、その3」からの続きです。
今回は「Vine Linux 4.0とWindows XPをNTLDRでデュアルブートする設定」です。
前回「その3」でVineのインストールには成功したようですが、このままでは起動を確認する事ができません。そこで、「その1」で調達している‘デュアルブートの設定を簡単にやってくれるツール、BootPart’の出番です。
「その1」でも明記してありますように「BootPartを使ったNTLDRによるマルチブート」を参考にしています(下URL参照)。
//nobumasa-web.hp.infoseek.co.jp/multi_boot/linux.html…(リンク切れ)
BootPartはここからダウンロードします。→https://www.winimage.com/bootpart.htm
ダウンロードして解凍したBootPartの本体‘bootpart.exe’をCドライブに入れます(C:\bootpart.exe)。
画像参照、赤枠で囲ってあるファイルです。ちなみに青枠で囲ってあるファイルはWindows XPのブートiniです。
次に「プログラム」→「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を起動して下さい。
C:\Documents and Settings\********>_ ←カーソルが点滅して入力待ち状態になっているので「cd c:\」と入力します。
C:\Documents and Settings\********>cd c:\ ←Enterキーを押すと、「C:\>_ 」に変わります。
C:\>_ の状態から「bootpart」と入力してEnterキーを押した結果が、この画面です。
いろいろな情報が表示されていますが、一番に注目する箇所は画像の左端の番号0~6です。
黄枠で囲った2番のtype=83 (Linux native), size=104422 KB, がVineのブートパーティションらしい事が何となく解れば良いと思います。
そこで画像では、一番下の赤枠の説明になりますが、「bootpart 2 bootfile.lnx Vine Linux 4.0」と入力し、「Enterキー待ち」の状態です。
意味をざっくばらんに説明しますと「ブートの追加は2番ですよ、作成するファイル名はbootfile.lnxですよ、ブートOS名Vine Linux 4.0をboot.iniに追加記述して下さいね、お願いします。」という大雑把ではありますが、そんな感じになります。
「C:\>bootpart 2 bootfile.lnx Vine Linux 4.0」と入力しEnterキーで実行した結果の画面です。
赤枠で囲ったところが、一番知りたい結果内容です。例によって、意味をざっくばらんに説明しますと、「Cドライブにbootfile.lnxを作成しました。Cドライブにあるboot.iniをアップデート(追加記述)しました」
私を含め素人はそんな風に感じ取ればいいと思いますよ。厳密に知りたければ自助努力でお願い致します。
本当にbootfile.lnxができたのかCドライブを確認してみました。ありますね、黄枠で囲ってあるファイルです。
boot.iniにも「C:\bootfile.lnx="Vine Linux 4.0"」が追加記述(赤枠参照)されているようで、メデタシメデタシです。
NTLDRでは、デフォルトのブートOSはWindows XPです。
起動までの待ち時間が30秒(初期設定です、当然ですがEnterキーを押せば即座に起動します)。
これでPC起動後には、NTLDRでWindows XPとVine Linux4.0のOS選択画面(デュアルブート)が表示されます。
具体的に言えば「PC電源ON」→「NTLDRのOS選択画面」→Vineを選択すれば「GRUBのOS選択画面」が表示されます。
ちなみに意味無しですが「GRUBのOS選択画面」でWin XPを選択すると再び「NTLDRのOS選択画面」が表示されます。延々繰り返して遊ぶのも一興であります。
次回はいよいよ「NTLDRでVine Linux4.0を起動する」その5に続きます。