独白17「端境(Cafe bar‘xyz’-2)」noscript版
私は ふっと カナディアン・クラブを飲みたくなった
“今時、C.Cを注文するお客さんは珍しいですよ”
店の主人はロックグラスを置きながら 私に そう呟いた
そうかもしれない あの日 真っ赤なルージュでC.Cを嗜む
君の仕草を 思い出した・・・ただそれだけのこと
その唇だけが 妙に 艶っぽく 鮮やかにフラッシュバックする
唇・・・
自慢していた長い黒髪を 無造作に掴み 強引に身体を抱き寄せ
そして 宝石を扱う様に そっと優しく 小生意気な唇を 塞ぐ・・・
君が 気に入っていた 接吻の儀式
私は 頭の中で 何度も君を逝かせる 何度も
ここは現実と妄想の端境 Cafe bar「xyz」
・・・Kiss&Kill-2004/05/23 18:15(Sun)-
(加筆修正あり-2018.12.14-)
独白は約1分28秒で、終わると自動的に記事一覧ページに戻ります。このページで使われているscriptは動作確認用です。近日中には正式(本番用)のscriptに変更します。
オーバーレイをOFFにする
オーバーレイをONにする
its-mine::kiss-killに戻ります。